natu_oggi’s blog

都内に住む社会科(主に歴史)が得意な大学生 歴史にまつわるちょっとした雑学や簡単な解説を誰でもわかるように説明します!

三種の神器って何?詳しく解説します

こんにちは那津です!

みなさんは勉強をするにあたって大事な3つのものを勉強の三種の神器と表現するなど○○の三種の神器と言ったことはありませんか?

おそらく一度くらいは使ったことがあるのはないかと思います

 

ではこの三種の神器という言葉、もともとは何を表しているのか知っていますか?

 

今回は三種の神器と呼ばれるもの何か、なぜ呼ばれているのかについて説明をしていきたいと思います! 

 

三種の神器とは

三種の神器とは何かを一言でいうと天皇の証となる八咫鏡(やたのかがみ)、草薙剣(くさなぎのつるぎ)、八坂瓊曲玉(やさかにのまがたま)のことです!

 

よくわからないと思うのでそれぞれ解説をしていきたいと思います!

八咫鏡(やたのかがみ)

八咫鏡を一言でいうと文字通りですが銅鏡のことです!

 

みなさん天岩戸(あまのいわと)神話は聞いたことはありますか?

 

簡単にこの神話について説明すると、あるときアマテラスオオミカミの弟であるスサノオノミコト高天原(今でいうところの天界)に来た時に作物を荒らすなど数々の悪行を行いました

 

そのことに対してアマテラスオオミカミは自分のせいでこうなってしまったのだと酷く後悔し、天岩屋戸(あまのいわやど)というところに隠れてしまいました

 

アマテラスオオミカミは太陽神であり、その神様が岩に隠れてしまったので世界中は闇に包まれ、その闇に吸い寄せられるように悪神、悪霊が増え、災いが絶えなくなってしまいました

 

困り果てた八百万の神々はどうすれば岩からでてきてくれるか考えた結果、その岩の前でパーティーをすることにしました

 

アメノウズメが踊ってみせたりみんなが騒いでいるうちにアマテラスオオミカミは岩の外の様子が気になってしまい、最終的に岩から出てきました

 

そうして、世界にまた光と平和が戻りました

このお話が天岩戸神話です! 

 

この話においてパーティーをするときに真坂樹(まさかき)と呼ばれる木の中枝にかけられた鏡のことを八咫鏡といいます! 

 

ちなみに八咫というのは巨大っていう意味です! 

つまり八咫鏡というのは巨大な鏡っていう意味なんです笑

 

八咫鏡の実物は現在伊勢神宮の内宮にあるとされています

一般公開はされていないので本当にあるのかは分かりませんが笑

八坂瓊曲玉(やさかにのまがたま)

八尺瓊勾玉を一言でいうと文字通りですが勾玉のことです! 

これの由来も八咫鏡と同じで天岩戸神話のパーティーにおいて真坂樹の上段にかけられた勾玉のことを八尺瓊勾玉といいます! 

 

勾玉というのはとても小さいイメージがありますが、これも八咫鏡と同様で八坂というのが大きいという意味で、八坂瓊勾玉というのは巨大な勾玉っていう意味なんです笑

 

八坂瓊勾玉は現在皇居にあるとされています

草薙剣(くさなぎのつるぎ)

草薙剣は一言でいうと文字通り剣という意味で、別名天叢雲剣(あめのむらくものつるぎ)とも呼ばれたりします

 

この剣は簡単にいうとスサノオノミコトヤマタノオロチを倒したときにゲットしたものでした

ヤマタノオロチを倒したときの話は有名ですが、簡単にこの話を説明するとヤマタノオロチに酒を大量に飲ませ、弱ったときに切り倒しました

酒で酔わせて倒すなんて面白いですよね笑

 

ちなみに大蛇のいるところが常に雲気があったから天叢雲剣と呼ばれたりするんですよ

 

草薙剣は現在熱田神宮(愛知県)にあるとされています

高度経済成長期の三種の神器

三種の神器の本来の意味について説明をしましたが、みなさんは高度経済成長期に三種の神器、新三種の神器って言葉を聞いたことはありませんか? 

 

ここではこの時期における三種の神器について簡単に説明したいと思います! 

 

電化元年と呼ばれた1953年以降、家庭に電化製品が急速に普及しました

 

その中でも代表的な三つの家電製品である白黒テレビ・電気洗濯機・電気冷蔵庫を神話で皇位継承の象徴と伝える宝物にちなんで三種の神器と呼ばれていました!

 

ちなみにこの時期は神武景気岩戸景気いざなぎ景気などというように神話に由来する言葉が多いですが、この言葉たちが深く浸透したのは戦前神話について学校でしっかりと学んでいたからなんですよ! 

また1960年代後半から70年にかけて普及したカラーテレビ・クーラー・カー(自動車)三種の神器と呼ばれていました!

 

三種の神器は別名それぞれの頭文字をとって3Cと呼ばれたりもします

どちらかといったら3Cの方が聞きなじみがあるのではないかと思います! 

 

つまり高度経済成長期における三種の神器というのは現在と同じような使われ方をしていました!

まとめ

いかがでしたでしょうか?今回は三種の神器という言葉について説明をしました!

拙い文章でしたが、ここまでお読みいただきありがとうございました!

 

私事ですが、ここ最近忙しくてブログを更新することができていませんでした

一旦落ち着いたので、ときどきお休みすることもあるかもしれませんが、できる限り毎日更新をしていきたいと思いますので、ぜひみてください!